タイで仕事をしたいとなると、就労ビザ(Bビザ)の取得が必要になります。
日本で最初から就労ビザ(Bビザ)を取得して移住して来る場合は問題ないと思うのですが、一度帯同ビザ(Oビザ)で入国した後に就労ビザ(Bビザ)に切り替えるとなると情報収集が困難でした。
私がお仕事探しを手伝って頂いていたエージェントの方も、夫の会社のビザ担当の方からも口を揃えて言われたのは「うちでは前例がない」という内容でした。
そのため、今回の私の経験が少しでも誰かのためになればと思い、残しておきます。
帯同ビザ(Oビザ)から就労ビザ(Bビザ)に切り替える方法
まずは帯同ビザ(Oビザ)から就労ビザ(Bビザ)に切り替える方法を簡単に紹介します。
タイを出国し、別の国でビザの切替
タイへ再入国
簡単にご紹介すると、たったこれだけではあるのですが、いざ実行しようとなると特にコロナ禍では多くの手続きが発生します。
帯同ビザ(Oビザ)を切る
帯同ビザを発行してくれている会社(夫や妻の会社など)へ手続きを依頼する必要があります。
ビザが切れたら○日以内にタイを出国してくださいという決まりがあるので、ビザを切る日程はしっかりと打ち合わせが必要です。
その他にも、人によっては扶養の手続きや年金、保険などの手続きも必要になってくるでしょう。
「Oビザを切った後、万が一Bビザが取得できなかった場合はどうなるんだろう?」ふと夫の会社の方に言われてドキリ…。
「そんな事やったことないけど、もしそんな状況になったら教えて」とだけ言われ、今まであまり考えていなかったリスクに関してもしっかりと考えておく必要があるのだと感じました。
就労予定の会社からは「書類さえ揃えてもらえればほぼ確実にビザの取得はできます」と言われましたが、実際にビザが取れるまではやはり不安ですよね。
タイを出国し、別の国でビザの切替
帯同ビザ(Oビザ)から就労ビザ(Bビザ)への切り替えは、基本的にはタイ国内ではできないようで、母国(日本)への一時帰国を勧められました。
就労ビザ(Bビザ)を取得するためにはタイで勤務予定の会社からの書類なども必要になるのため、どれくらいの期間で書類が発行されるかを確認し、一時帰国の日程を決めることになります。
そして、ビザを申請するためには大使館で予約を取っておく必要もあります。私が話を進めていた時期は1ヶ月半以上先まで予約はびっしり埋まっていました。
「いつから働けますか?」「いつから働いて欲しいのですが」といったような会社からの質問に対しても、この辺りをチェックして相談していく必要があります。
切替にかかる期間
ビザを申請するためには、タイへ入国する日を確定させていなければなりません。
そのため、事前にどれくらいの日数が必要かを計算しておく必要があります。
ビザの切替にかかる期間は、タイ大使館の予約がいつごろ取れるかによって大きく変化してきます。
私がチェックしていた時期は、タイ大使館の情報によると「スムーズに行けば3-4営業日でビザが取得できます」というような案内でした。
しかし、書類不備などによって遅れる可能性もあり「渡航日の約3週間前(21日前)までに申請することをおすすめします」というような文言もありました。
私の知人にも、就労予定の会社からの書類に不備があり訂正して再度郵送してもらったなんて方もいました。
もし急ぎでなければ、少し余裕を持って期間を見ておくとよいと思います。
コロナ禍ならではの手続き
コロナ禍ではこれに加え、PCR検査や隔離ホテルの予約、タイランドパスの申請などが必要でした。
ワクチン接種の有無や回数によって隔離の期間が異なるような事もありました。
これらは徐々に緩和されつつあるので、申請する際の最新情報を必ずご確認ください。
切替にかかる費用
日本へ一時帰国して帯同ビザ(Oビザ)から就労ビザ(Bビザ)に切り替える際の費用の項目もまとめてみました。
・ビザ代
・飛行機代(タイから日本往復)
・PCRテスト&陰性証明
・保険
・隔離ホテル
・日本滞在中のホテル
会社によって、全額自己負担、ビザやワークパーミット代のみ会社負担、全額会社負担などさまざまです。
日本から片道で来る方に比べて、往復しなけらばならない分どうしても費用もかさんでしまします。
実際に自分がビザを切り替えるとなるとどれくらいの費用がかかるのか事前に計算しておき、どこまで会社が負担してくれるのかなどもチェックしておきましょう。
ビザ取得までの期間を日本で過ごす際、滞在先がホテルになるようであれば、このあたりの費用も計算しておく必要があります。
帯同ビザ(Oビザ)から就労ビザ(Bビザ)に切り替える方法
日本にいる間にタイでの仕事が決まり、ビザを申請してから移住。
このような片道切符の場合と異なり、帯同ビザ(Oビザ)から就労ビザ(Bビザ)へ切り替える際は事前に多くの準備をしておく必要があります。
いざそのような状況が目の前に来たときに「あ、そうか、これも先に決めておかなければ」というような内容もたくさんありました。
この記事が少しでもタイで仕事をしたいと考えている方の参考になればと思います。
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