タイだけではなく、日本やその他の国でも言えることではあるのですが、海に入った後にかゆみや腫れなどの肌トラブルが起きることがあります。
特にタイでは1年中海に入ることができるので、しっかりと対策をしておくのがおすすめです。
タイの海で起こる肌トラブルって?
海で起こる肌トラブルにはさまざまなものがあります。
今回は実際に私にタイで起こった、プランクトンによる肌トラブルに関してまとめてみました。
プランクトンに要注意
海にはたくさんのエビやカニの幼生であるプランクトンが生息しており、その幼生のことを日本では「チンクイ」や「ゾエア」と呼ぶようです。
サーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ方は、ご存知の方も多いようです。
症状
このチンクイに刺されると、チクチクとした痛みや湿疹、かゆみなどが生じてきます。
私も夫もシュノーケリング中に皮膚にチクチクとした感覚がありましたが、その後の症状の現れ方は異なりました。
夫は海から上がれば痛みも痒みもなく、通常通り。
私は海から上がった直後は何もありませんでしたが、夜になると一気にかゆみが襲ってきてブツブツと湿疹が現れました。
布団の中に入ってからの出来事だったので、宿泊先のベッドに隠れていたダニに噛まれたのだと思っていました。
病院へ
数日経ってもよくならないので病院へ。
「おそらく虫刺されです。ダニもあるでしょう。」とのことでした。
「虫除けもかなり入念にしたのにな〜」と思いながらも、蚊やダニの影響だとこのときは思いました。
薬をもらって、1~2週間程度で元どおりに。
2回目に同じような症状が現れたときに、再度病院を受診して原因が判明しました。
1回目は症状が現れてから少し時間が経ってから受診したのですが、2回目は症状が現れてすぐ病院へ。
今回も同じように布団に入ってから症状が出たためダニだろうと思っていたのですが、先生からは「おそらくプランクトンの影響でしょう」と言われました。
すっかりダニの仕業だと思っていたので「え?」といった感じでしたが、先生に説明してもらうとライフジャケットの下や水着の下などには湿疹がほとんどなく、肌が出ていた部分に症状が現れていました。
2回目は少し症状が重かったようで、15分ほど点滴。薬ももらい、2週間もしないうちにかゆみはおさまりました。
原因がわかりにくい
先生は、原因がわかりにくい理由があると教えてくれました。
①人によって症状が出る、出ないがある
まずは、一緒に海へ入っても症状が出る人出ない人がいるとのことです。
実際に私も夫もチクチクとした感覚はありましたが、その後の症状は異なりました。
②体調や体質によっても症状の有無は異なる
さらに、一種のアレルギーのようなものらしく、体質や体調にもよるとのこと。
「今まで大丈夫だったから」ということでもないらしく、急に症状が出やすくなることもあるようです。
私の場合は実家が海の近くということもあり、頻繁に海に入ることがありました。タイ以外の国でマリンスポーツを楽しんだこともあります。
しかし、これまでこのような症状が出たことがなかったので、勝手に「海は関係ない」と思い込んでしまってたのも原因を分かりにくくしてしまった要因だと思います。
②海に入ってすぐ症状が出ないことが多い
チクチクとした痛みは海に入っている間にありますが、湿疹やかゆみはすぐに出てこないことが多いようです。
シャワーを浴びて体が温まったときや、寝ている際に体が温まったときに一気に症状が現れます。
時間差で症状が現れるので、かゆみの原因が海と気づかないことも多いようです。
③虫刺されに似ている
症状や見た目が蚊やダニに刺されたときと似ていることも、原因がわかりにくいひとつです。
しかし、よく見ると点がいくつも連なり線のように見える箇所があり、そこはおそらく小さなクラゲが原因だと言われました。
対処法、対策
まずは異変を感じたら皮膚科へ!
プランクトンによる湿疹やかゆみは体が温まることによって出やすくなるようなので、かゆみを感じたら冷やすように言われました。
そして、患部を清潔に保つこと。汗や日焼け止めでさらにかゆみを感じることもあるようです。
対策としては、海に入る際の肌の露出を最小限にすること。
プランクトンはかなり小さいので水着を着ていても隙間があれば簡単に入ってこられてしまいます。そのため、ピタッとフィットした長袖の水着をおすすめされました。
タイの海で起こる肌トラブルまとめ
今回のようなこともあり、次に海に入る際にはウェットスーツを購入しようかな〜と考えています。
自分の体調や体質に合わせて対策をしながら、今後も安全にタイでのマリンアクティビティを楽みたいと思っています!
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