「ワット・スタット(Wat Suthat)」は、バンコクの旧市街にある、ラーマ1世により建設が開始された寺院のひとつ。
寺院の前にある「サオ・チン・チャー」と呼ばれる巨大ブランコ(別名:ジャイアントスイング)が有名ですが、ほかにも見所がたっぷりとある寺院です。
ワット・スタット(Wat Suthat)の場所
ワット・スタットはセンセープ運河ボートで行く場合は、パンファー船着場(Phanfa)から徒歩約12分。
MRTで行く場合は、サムヨット駅(Sam Yot)から徒歩約6分です。
ワット・スタット(Wat Suthat)の様子
ワットス・タットの様子や見どころをまとめました。
サオ・チン・チャー(ジャイアント・スイング)
ワット・スタットの入り口はこの「サオ・チン・チャー」と呼ばれる大きなシンボルがあります。
高さ約21mもあり、かつてはここにブランコがぶら下がっていたようで、別名「ジャイアント・スイング」とも言われています。
豊作を祈願するための行事で使われていましたが、1935年以降安全面を考慮して中止となりました。
入り口、拝観料
ワット・スタットの入り口は「サオ・チン・チャー」のすぐ目の前。
入り口から入ったらすぐ右手にチケットカウンターがあります。(100バーツ )
寺院内の地図はこちら。
礼拝堂
チケット売り場からそのまま進むと礼拝堂があります。
入り口や窓の装飾がとても美しく、繊細です。
現在はレプリカで、本物は国立博物館に保管されているようです。本物はなんと1本の木から掘り出されているとか。
国立博物館には火事の影響で少し燃えてしまった大扉が展示されており、迫力がありました。
東京国立博物館や九州国立博物館でも展示されたこともあるようで、もしかしたら見たことがある人もいるかもしれません。
中には高さ約8メートルの仏像が、約6メートルの台座に乗っており、大迫力。大きすぎて壁を一度壊して中に運んだとも言われているようです。
仕事運、特に昇進のご利益があり、満月の夜にお参りをするとご利益が倍増すると言われています。
壁一面の絵もとても繊細で美しいので、ぜひゆっくりと見てみてください。
そしてこの寺院が少し変わっているのは、仏像を後ろからも見れるというところ。
多くの寺院はすぐ後ろが壁になっていたりするので、なかなか後ろ側を見れる機会はありません。
回廊
礼拝堂の外に出ると、ぐるりと囲むように回廊があります。
ほとんどの屋根が修復済で青い空の下だとよく映えそうです。
一部まだ工事中のエリアもありました。
中には156体の仏像が並んでいるそうです。
姿や大きさが違う仏像が回廊に並んでいる寺院もありますが、ワット・スタットの回廊の仏像は同じ姿、大きさのものばかり。
たまに金色ではなく黒い仏像も並んでいます。
本堂
私たちが訪れた際は残念ながら閉まっていたのですが、さらに奥に進むと本堂があります。
タイの本堂の中でも最も長いと言われているようで、見応えがたっぷりありそうなので、訪れた際に開いていればぜひ中も見てみてください。
ワット・スタット(Wat Suthat)の詳細
住所 | 146 Bamrung Mueang Rd, Wat Ratchabophit, Phra Nakhon, Bangkok 10200(地図) |
電話 | 026222819 |
公式サイト | |
拝観料 | 100バーツ |
ワット・スタット(Wat Suthat)のまとめ
ワットス・タットはワット・プラケオ(王宮)やワット・アルン、ワット・ポーなどのバンコク三大寺院と比べると少しマイナーな寺院なので、観光客の方も少なくゆっくりと見て回ることができました。
サオ・チン・チャー(巨大ブランコ)は、タイのシンボルのような存在にもなっているので、ぜひあわせて訪れてみてください。
楽天トラベル観光体験 や GETYOURGUIDE などの予約サイトから寺院巡りのプランもいくつか出ていて、旅行で訪れる際は便利です。
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