ムアンボーラン(The Ancient City)は、タイの形を模した広大な敷地にタイ全土の116箇所もの観光スポットや名所のレプリカが展示されています。
レプリカといっても実物の4/3といった大きさのものもあり、見応えは抜群。世界最大級の屋外博物館とも言われています。
今回私たちはKKdayのランチまたはディナービュッフェ付きプランで行ってきましたので、レストランや食事の様子もあわせてご紹介します!
ムアンボーランの入場料
ムアンボーランの入場料をご紹介します。
●大人:700バーツ
●子供(6歳~14歳):350バーツ
【タイ人】
●大人:400バーツ
●子供(6歳~14歳):200バーツ
※5歳以下の子どもは無料です。
入場料の割り引き方法
お得にチケットを購入するには、事前のネット予約がおすすめです。
キャンペーンなどタイミングはあると思いますが、私たちが訪れた際はKKdayのランチ付きプランが他のサイトよりもお得だったので、こちらで行って来ました!
当日チケットカウンターで何時から食事をしたいか聞かれ、答えた時間にレストランで予約を入れておいてくれます。
入場料だけのチケットやエラワンミュージアムもあわせて行けるチケットなどもあるので、お出かけのプランに合わせて選んでみてください。
ムアンボーランの移動方法
ムアンボーランの敷地はかなり広く、歩いて移動するのはかなり困難。そのため乗り物に乗って移動するのが一般的です。
入り口では無料で利用できるトゥクトゥクが待機していて、チケット売り場まで送ってくれます。
その先の敷地内を移動するにはトラム、自転車、ゴルフカート、自家用車の4種類があります。
トラム
トラムは決まった時間に運行していて、メインスポットをいくつか回ってくれます。
ちょうどよい時間があれば、トラムが1番安い移動手段です。
以前までは無料だったこともあったようなのですが、現在は1人50バーツかかることになっていました。
自転車
乾季の比較的涼しい時期には自転車もおすすめ!
自転車でしか通れない道などもたくさんあるので、細部まで満喫できる移動手段です。
子ども用の自転車もいくつか用意がありました。
1日150バーツでレンタルできますが、パスポートの原本が必要です。
原本がない場合は1台につき200バーツのデポジットがかかります。(※デポジットは最後に返ってきます)
ゴルフカート
自分たちで好きな場所を回れて、疲れないのがゴルフカート。4人乗りと6人乗りがあって、何時間使うかによって料金が変わって来ます。
最初の1時間350バーツ、その後1時間ごとに100バーツ
【6人乗り】
最初の1時間500バーツ、その後1時間ごとに200バーツ
自家用車
自家用車で敷地内を移動することも可能です。
その場合は、1台につき400バーツかかります。
ムアンボーランの様子
ムアンボーランの敷地内は、フリーゾーン(南部)、中央部、スワンナプーム地区、東北部、北部の5つのエリアに分かれています。
チケットカウンターでもマップをもらえますが、以下から公式のマップをダウンロード可能です。
マップ上の建造物は緑、赤、青の3色のカラーで番号が振られていて、建物の種類が分かるようになってます。
赤:レプリカ
青:創立者「レック・ビリヤファント(Lek Viriyahbhun)」によるデザインのもの
そのほかにもカメラマークが付いているところもあり、そこは写真スポット、おすすめスポットです。
フリーゾーン(南部)
まずチケットカウンターから進んで最初にあるのがフリーゾーン(南部)。
このアリアにもいくつか建造物があり、レストランやお土産ゾーンもあります。
The Old Market Town (10)
web上では中央部エリアに分類されていますが「The Old Market Town」もフリーゾーンにあります。
ここではお土産が買えたり、小さめですがレストランなどもありました。
The Great Hall of Vajradhamma
「The Great Hall of Vajradhamma(Buddhavas of the Substanceless Universe)」は、マップ上では番号が振られていませんが、ここもトラムでも立ち寄る大きな見どころのひとつです。
全体が金色に輝く寺院で、実際にお花を供えたりすることもできます。
中には28体の仏像がずらりと並べられているようなのですが、私たちが訪れた際は改装中だったのか何も置かれていない状態でした。
the sanctuary of truth
マップ上にのってはいませんが、ムアンボーランと同じくレック・ビリヤファント氏が手がけたと言われている、パタヤのサンクチュアリオブトゥルースの模型もありました。
中央部
フリーゾーンを抜けて最初に現れるのが中央部エリアです。
赤色の番号が振られたところが多く、本物に忠実に再現されたレプリカがたくさんあります。
「The Floating Market (45)」の水上マーケットのエリアは工事中でしたが、以前はここにレストランなどもあったそうです。
Dusit Maha Prasat Palace (23)
1806 年にラーマ1世によって建てられた宮殿を、古い写真や当時の資料を研究して再現したものだそうです。
この建物は中までしっかりと作り込まれており、実際に中に入ることができます。
Sanphet Prasat Palace (27)
こちらはアユタヤ王朝8番目の王によって作られた、アユタヤ時代初期の主要な宮殿を再現したもの。こちらも中まで入ることができます。
残念なことに、現在は本物の宮殿はレンガ造りの地下室だけしか残っていないようです。
The Phra Kaew Pavilion (30)
八角の屋根が特徴の、タイの様式と中華の様式が混ざり合った建造物です。
ムアンボーランの建造物の中でも中華の様式を取り入れたものは少なく、特別な存在感があります。
映画「ハングオーバー!2」で撮影に使われたのはここじゃないかな〜?と思っているのですがどうでしょう?
スワンナプーム地区
レック・ビリヤファント氏がデザインした、インパクトのある建造物が多いのがスワンナプーム地区。
写真映えスポットをメインに見たいと思う方は、この辺りをメインにまわるのも面白いと思います。
Pavilion of the Enlightened (110)
こちらはムアンボーランの公式サイトのトップにも使われている、代表的な建物。
金と緑の配色がなんとも美しく、タイ衣装を着て撮影している方もいました。
Sumeru Mountain (102)
大きなナマズに囲まれたインパクトのある宮殿。SNSでもよく見かける建造物でもあります。
こちらはタイの宇宙論に基づいて作られているようです。青いマークがついているので、レック・ビリヤファント氏のオリジナルのデザインですね。
The Royal Water Course Procession (104)
アユタヤ時代後期から使用されてきた船を忠実に再現して作られた船が並ぶエリア。
特別な王室の儀式では、このように美しい装飾が施された船が使用されていたそうです。
東北部
タイの「イサーン」と言われるエリアです。イサーンではクメール様式の遺跡なども多く残っており、それらを再現したものがいくつも並んでいます。
遺跡巡りが好きな方はぜひこのエリアを中心にまわってみてください。
Prasat phra Wihan (Preah Vihear) (72)
カンボジア領であるプレアヴィヒア寺院のレプリカがあるエリアですが、残念ながら私たちが訪れた際はリニューアル工事中でした。
小高い丘の上にあり見応えもあるエリアなので、完成したらぜひ訪れてみてください。
The Phanom Rung Sanctuary (87)
ブリラム県にあるパノムルン歴史公園を再現したものだそうです。
縮小版ではありますが、通路の脇に施されているナーガも細かく作り込まれていて、本物を見にきたかのような迫力があります。
The Phimai Sanctuary (86)
クメール様式としてタイ最大と言われているピマーイ歴史公園の遺跡を再現したもの。
人が入れないほどの大きさですが、中までしっかりと作り込まれていて感動してしまいました。
ピマーイ歴史公園の遺跡群は、カンボジアのアンコールワットのモデルになったとも言われているそうで、確かにこの建造物をみた瞬間に「カンボジアエリアもあるのかな?」と思いました。
↓実際のアンコールワットの写真です。見比べて見ると塔の形や窓の装飾などがそっくりですね。
北部
このエリアではタイ北部の昔ながらの家が再現されたものや、チェンライ、チェンマイなどの寺院のレプリカがありました。
中に人やお坊さんがいて「本当に住んでるのかな?」と思うようなエリアが多く、写真を撮っていいのかわからずこのエリアの写真は残念ながらありません。
唯一あったのは、お散歩している水牛の写真だけ。笑
のどかで、本当にタイ北部の村に来たかのような気持ちになりました。
レストラン
今回私たちはランチまたはディナービュッフェ付きプランで、ランチを選びました。
レストランはスワンナプーム地区の「The Rainbow Bridge (111)」と「Sala of Ten Reincarnations (100)」の間にあります。
クーラーの効いた室内席なので、暑い時期でもゆっくりと食事を楽しめると思います。
ランチはビュッフェ形式で、パッタイやトムヤムクンなど、さまざまなタイ料理が並んでいました。
かわいらしい小さな取り皿がいくつもおいてあって、他の料理と混ざらずに少しずつ持ってくることもできます。
中央のステージではタイの伝統の踊りや演奏が披露されていて、とてもタイらしいよい雰囲気の中食事を楽しめました。
ムアンボーランへの行き方
ムアンボーランの最寄り駅は、BTSのケーハ(Kheha)駅です。
駅からは車で10分ほどの距離。ケーハ駅の3番出口から出ている36番のソンテウ(10バーツ)でも行くこともできます。
ムアンボーランの詳細
住所 | 296/1 Moo 7, Sukhumvit Road, Bang Pu Mai Subdistrict, Mueang District, Samut Prakan Province 10280 |
電話 | 02-026-8800-9 |
営業時間 | 9:00-19:00 |
公式サイト | HP、Facebook、Instagram、Twitter、YouTube、LINE |
※営業時間は2022年11月から18:00から19:00までに延長されたそうです。
ムアンボーランまとめ
ムアンボーランはとにかく広かったです!ランチも含めて2時間くらいあれば終わるかな〜と思っていたのですが、自転車で隅々まで見てまわって、4〜5時間ほどかかりました。
「もっと短時間で見てまわりたい」と思う方は、行きたい場所を絞ってゴルフカートで移動するのがおすすめ。
「1日中いてもいい」と思う方は、ランチまたはディナービュッフェ付きのプランがおすすめです!
お出かけのプランに合わせてチケットを選んでみてください。
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